フランス 1950年代(ビンテージ) マホガニー キングウッド 天板:大理石
ヴェルサイユ宮殿の主、ルイ14世お抱えの家具作家、アンドレ―シャルルブールが、装飾性の高い家具、コモードを作り出しました。
その後ルイ15世の時代にはコモードはさらに華やかなものに発展していききました。
コモードは、当時から貴族や裕福層(ブルジョワ)の層から人気を博し、技術のある家具職人に継承されつづけ作られてきた装飾家具です。
シャトーなどの邸宅の華やかな部屋の壁を優雅に装飾してくれるにふさわしい家具、「コモード」。
曲線中心のデザインで芸術性が高く、当時の腕利きの職人の様々な技術が集結して完成しました。
全面引き出し部分の象嵌は、可憐な花と葉のデザインが繊細です。曲線を描く手の込んだつくりの両側面にも幾何学文模様に突板が組み合わせれており(パーケトリー)、洗練美が際立ちます。
黒っぽいお色のブロンズ装飾はロココ様式(ルイ15世様式)のエレガントなデザインで目を惹きます。
取っ手や鍵穴、足元まで一直線につながる両サイドコーナー、下部中央足元にも付いたブロンズ装飾は相まって高級感を与えています。
天板は明るいベージュの大理石。高級感はもちろん、曲線美に相まって軽やかな印象にも見えるお色です。
木目の美しい材を組み合わせてつくる象嵌細工が全面を飾り、曲線を描いたフォルムはまさに、フランスを代表する美しい家具です。
大きなコモードが多い中、本品のようなコンパクトサイズは珍しいです。
玄関や廊下などちょっとした空きスペースにもインテリアを美しく彩ってくれます。
ベットの脇に置いてベットサイドテーブルとしてもしっくりくる大きさです。
木製の装飾の華やかな壁(ボワズリー)に掛かるミラーや様々な絵画。その下に置かれたコモード(コンソールテーブルなど)シャトーのインテリアの必需品です。
※高級アンティーク店の夢織さんで売られていた商品です。1890~1900年代と解説書(写真参照)に書かれてましたがたくさんのアンティークを買い付けている私が見た限りでは家具の質感と構造からしても、もっと新しいものに見えました。
1950年以降ものではないでしょうか。だからこそ状態もいいのかと思います。高級西洋骨董品店「夢織」さんで過去に80万円で売られた商品です。
鍵もあり、きちんとかかります。
詳細なお写真がご希望の方は お問い合わせくださいませ。
サイズ 高さ81㎝ 奥行47㎝ 幅(天板最大)84㎝
発送はヤマト家財便、もしくは佐川。元払い
【商品の状態】
フランスアンティーク アンティーク家具にご理解のある方のご購入をお願いいたします。
取り扱う多くは100年以上経過し使われてきたものです。